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感情が不安定(イライラする)

イライラしたり感情が不安定になったり……自律神経失調症の中でも多い症状のひとつです。イライラや感情不安定の原因や、そのような場合の対策について紹介します。

自律神経の乱れが原因で起こる症状~イライラ~

自律神経の乱れが原因で起こる症状~イライラ~ちょっとしたことでイライラしたり、感情が不安定になるのは、自律神経失調症の特徴ともいえる症状です。

神経が過敏になって、以前なら気にならなかったことでもカッとしたり落ち込んだりします

心身ともに健康な人でも、その日の気分によってイライラしたり落ち込んだりすることはあります。

ですが、イライラがずっと続いていたり、些細なことでも落ち込んだりすることが増えて、不眠、微熱、頭痛、便秘、下痢などの症状がある場合には、自律神経失調症かもしれません。

イライラの原因は交感神経にアリ

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって生じる自律神経失調症ですが、多くの場合は交感神経が優位になることで起こります。

交感神経が優位になるとアドレナリンの分泌が活発になり、興奮状態になります。すると、外からの刺激に敏感になるので、イライラしたり、感情が不安定になるといわれています。

また、脳は通常、理性や判断をつかさどる大脳新皮質が、感情をつかさどる大脳辺縁系を抑制しています。しかし、交感神経が優位になると、大脳辺縁系がメインになって働くようになり、イライラなどの感情を抑えることができなくなるため、イライラしたり、感情が不安定になるとも考えられています。

自律神経失調症のイライラや落ち込みの対処法

感情が不安定になったり、イライラするのを改善するには、休息して疲れを取り除くこと。ゆっくりお風呂に入るのもいいですし、マッサージやストレッチなど、心と体が気持ちいいと感じることを取り入れるのもいいでしょう。軽い運動をしたり、甘いものなど、自分の好きなものを食べるのもおすすめです。

イライラしてどうしようもない時

イライラするときには、まずは深呼吸を。鼻から息をゆっくり吸って、ゆっくり口から吐きます。1分も続ければ、気持ちも少しは落ち着くはずです

それでも落ち着かないようなら、いっそのこと吐き出してしまいましょう。ただし、人にぶつけるのはNG。ひとりのときに大きな声を出してもいいですし、カラオケで大声で歌うのも◎

とことん落ち込んだ時

落ち込むときは、無理に元気になろうとせず、たっぷり落ち込んでしまうのもひとつの方法です。落ち込んでいること、不安に思っていることを書き出してみるのもいいと思います。ストレスや不安を目に見える形にしてみると、案外、「こんなことで落ち込んでいたのか」と思うこともあります。

ある程度まで落ち込めば、あとは上がるだけ。自然と気持ちも上向きになります。

イライラ・落ち込みに陥らないための栄養素

イライラしていると、カルシウムが足りないんじゃない?なんて言われたことはありませんか。まさにその通りで、血中のカルシウムが不足すると神経などに異常がおこりイライラさせてしまうといわれています。

基本的にカルシウム不足になった場合は、骨からカルシウムを摂り入れるためすぐにイライラにつながるわけではありません。

体が勝手に足りない分を補ってくれるという点は、一見楽なように見えますが実は危険な面もあります。骨からカルシウムを摂り続けると骨粗鬆症などの原因にもなってしまいますし、生活習慣病の危険性も。ですから常日頃からカルシウムを口にすることを心掛けてみましょう。

カルシウムの代表と言えば、牛乳・小魚・乳製品です。1日の摂取量は約650mgといわれていますから、毎日朝と寝る前に牛乳を飲むと決めたりして習慣化してみる方が良いかもしれません。

自律神経失調症に対するハーブの効果

生活や仕事において、これまでよりも数や量をこなすスピードが求められている現代。その中では、ストレスを感じる機会が増えたり、精神面にのしかかるストレスの強さも大きくなります。

多くの場合、これらのストレスは短期間で終わることは無く、仕事ではその業務を継続している間、あるいは家庭では夫婦関係や子どもの教育などが続く間は、ずっとストレスが続くことになります。

また、ストレスにどれくらい耐えられるかというストレス耐性には個人差があり、耐性が低い人に長期間、それも強いストレスが加わると、身体的に何らかの不調を自覚することになります。

それらの不調の原因の一つに、自律神経失調があります。

自律神経失調症の原因

頭痛や疲れやすさ、動悸や息切れ、下痢、体の一部がしびれるような感じや不眠などが、自律神経失調の主な症状と言えます。 また、ストレスが続くと免疫機能を低下させるため、病気になりやすいなどの状態も引き起こされます。

それらの症状がストレスに由来する場合は、ストレスがかかりやすい環境から解放されることで軽減、もしくは消失することが多いようです。 また、ストレスがかかる期間が長期にわたった場合、短期間の休息でストレスによる反応が軽減されるわけもなく、ストレス耐性が低い場合には身体的のみならず、精神的不調を来すことになります。

身体的なストレスであったとしても、いずれは精神的なストレスを引き起こし、やはり自律神経失調を引き起こすことになります。 そのため、自律神経失調は多くの場合精神科にて診断や治療が行われるのです。

自律神経には、交感神経と副交感神経とがあります。

交感神経と副交感神経は、体に対して相反する作用をもたらします。

また、体内にあるホルモンを分泌する臓器に指令を出し、ホルモン分泌量をコントロールしたり、体内の状態をモニターすることで必要なホルモンの分泌を促すこともしています。

さらに、食べ物を消化する内臓器をコントロールしているのも、自律神経です。 食べ物を消化するための内臓の運動に関わる他に、内臓における知覚(感覚)にも関係しています。

そのため、自律神経失調になると、体の状態が不安定になる他に、消化器系にも症状が現れるのです。

ハーブやアロマで気持ちを和らげ、ストレスを軽減する

ハーブなどを用いたアロマセラピーには、2つの種類があります。 一つは美容目的のエステティック・アロマセラピーであり、もう一つはメディカル・アロマセラピーです。 後者は病気の治療や症状の緩和が主目的であり、医療行為として行われます。

ハーブには様々な香りがあり、それぞれで得られる効果が異なります。 最も有名なのはラベンダーですが、そのようなハーブは、不安を抑える抗不安作用や鎮静作用、さらには抗うつ作用があることが既に知られています。 これらの効果によりリラクゼーション効果が得られ、ストレスが軽減されていきます。

また身体的、あるいは精神的なリラクゼーションを得るための方法には、マッサージが挙げられます。 人の手による皮膚への摩擦や、適度な圧迫による血行の改善などによって、ストレスに由来する交感神経系の興奮からくる筋肉の緊張をほぐし、身体の緊張を解いていくというものです。

このマッサージによるリラクゼーションの際にハーブを併用することの効果も、既に認められています。

ハーブを用いることで気持ちがゆったりと和らぐ理由には、単に香りを嗅ぐことによるものだけではなく、体内に吸収されることも挙げられます。

また、ハーブには性ホルモンに似た作用をもたらしたり、ステロイド効果といって炎症を鎮めたり免疫機能を高めるなどの効果も期待されています。

参考:日本補完代替医療学会誌Vol.1,Nol1「メディカルアロマセラピー」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/1/1/1_1_53/_pdf

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