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頭痛・肩こり

頭痛や肩こりも、自律神経失調症に多く見られる症状です。頭痛や肩こりが起こるメカニズム、それぞれの対処法について紹介します。

自律神経の乱れによる頭痛の症状とは

自律神経の乱れによる頭痛の症状

自律神経失調症によって、頭痛や肩こりなどの症状が起こることがあります。

頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があります。緊張型頭痛も片頭痛も、緊張やストレスによって交感神経が優位になることによって生じます

緊張型頭痛

ほとんどの頭痛があたります。緊張型頭痛は、血流が悪くなって首や頭の筋肉が緊張すると引き起こされます。

精神的なストレスや、デスクワークなどで、長時間同じ姿勢を続けることなども要因です。

片頭痛

片頭痛は、原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスや過労などによって頭がい骨内の血管が広がり、炎症を起こすことによって生じると考えられています。

女性に多いことから、女性ホルモンが関わっているという説もあります。

群発頭痛

群発頭痛は、発生頻度は少ないものの激しい痛みを伴います。

こちらも原因ははっきりしていませんが、目の後ろを通っている内頸動脈が拡張し、炎症が起きるためと推測されます。

肩こりと自律神経失調症の関係

肩こりと自律神経失調症の関係デスクワークやスマートフォンの使い過ぎなどで、猫背や前傾姿勢などが続くと、本来S字状のカーブになっているはずの頸椎がまっすぐになってしまいます。すると、首や肩の筋肉に負担がかかって血流が悪くなり、肩こりが起こるのです。

また、緊張型頭痛同様ストレスによっても血行が悪くなり、肩こりが生じます。さらに脊髄の一番上の部分の頸髄には、交感神経が存在するため肩こりなどによって血流が悪くなると、自律神経のバランスを崩すという悪循環に陥ってしまいます。

頭痛・肩こりの対処法

頭痛の種類によって対処法は変わります。

緊張型頭痛や肩こりの場合は、首や肩を温めたり、マッサージをして血流をよくして筋肉の緊張をほぐします。蒸しタオルで首や肩を温めたり、首の筋を伸ばしたり、首を回したりするといいでしょう。同じ姿勢が続かないよう、休息を取って、適度に運動をするのもおすすめです。

片頭痛の場合、運動や入浴、マッサージは血管を広げてしまうのでNG。痛みのある部分を冷やして、静かな環境で体を休めましょう。

頭痛・肩こりに効果的な栄養素は?

頭痛も肩こりも血流が悪い事からおこってしまうので、血流を良くする食べ物を積極的に摂取する必要があります。血流を良くしてくれるたべものはズバリ「ビタミンE」です。

ビタミンEは、抹消血管を広げて血行を良くする効果があります。代表的な食べ物には魚類と種実類があげられ、魚類では数の子やいくらウナギが有名で、種実ではアーモンドが群を抜いています。魚はメインにしやすいので、食事に取り入れやすいですが、アーモンドトなると食事と中々結びつきませんよね。たとえば、くだいたアーモンドをサラダのドレッシングに混ぜたり、そのままおやつ代わりに食べるとかでも良いかもしれません。

ビタミンEは神経をコントロールする器官のサポートも行うので、積極的にとることをオススメします。

頭痛・肩こりの場合の市販薬の効果

マッサージなどをしても十分な効果が得られなかった場合、市販薬を取り入れるのも一つの方法です。

例えば、こちらでは一次性の頭痛だったとしても、その中で軽症の頭痛の場合は市販薬でも対処は可能であると紹介されています。

 

 

参考:『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』一般社団法人日本頭痛学会
http://www.jhsnet.org/GUIDELINE/gl2013/001-073_1.pdf

ただし、その場合も頭痛が中等度~になると市販薬は無効になったり、頻繁に使用しなければ症状が抑えられない場合には、薬物乱用に繋がる恐れもあるため、医師の指導のもとで治療を行うことが推奨されているのです。

自律神経失調症が原因で頭痛や肩こりが発生している場合、まずはストレス対策をとることが重要です。頭痛や肩こりの原因がストレスによって引き起こされている自律神経の乱れにある場合は、頭が痛いからといって頭痛薬を飲む、肩がこったからといって湿布を貼るといった対策では後出しになってしまいます。

症状が出てから対策をとるのではなく、できる限り予防に努めたいですよね。薬を取り入れるのはあくまで一時的なその場しのぎの対策だといえるでしょう。

予防に努めたいと思った時に大切といえるのがストレス対策なのです。ストレスによって自律神経が乱れているために、頭痛や肩こりなどの症状が発生している可能性が高いため、自分がどんなことでストレスを感じるのか振り返ってみましょう。

市販薬の活用方法

自律神経失調症が原因で発生している頭痛や肩こりなのであれば、まずは自律神経失調症の対策をとることが重要です。しかし、自律神経失調症は原因がよくわかっていないところも多く、すぐに状態の改善が見込めない方もたくさんいます。

そういった場合は、市販薬を取り入れていくのも大変効果的だといえるでしょう。

例えば、ドラッグストアで販売されている商品の中にも、自律神経失調症が原因で発生する頭痛や肩こりに効果的なものがあります。ひどい痛みが出た時に取り入れてみましょう。頭痛の場合は、あまりにも痛みがひどくなってから取り入れるよりも、症状が出始めた段階で取り入れておいた方が良いとされています。

ひどくなってからだと、状態が改善するまでに時間がかかることもあるので気をつけてくださいね。予兆が出始めたらすぐに頭痛薬を飲めるように準備しておきましょう。鎮痛薬があるといった心の安心がストレス対策に繋がることもあります。

頭痛・肩こりに漢方は効く?

自律神経失調症が原因と思われる頭痛や肩こりがあった場合、漢方薬は効果的なのでしょうか。漢方薬は原因が特定されていないトラブルの改善にも働きかけてくれるものです。そのため、自律神経失調症が原因で発生していると思われるものの、根本的な原因がよくわかっていないような頭痛対策にも取り入れてみましょう。

ただ、頭痛・肩こりのために漢方薬を取り入れるといっても、適当に選べば良いわけではありません。症状や体質によって最適な漢方薬は異なります。

例えば、こちらで紹介されているように、偏頭痛の場合は五苓散(ゴレイサン)や、呉茱萸湯(ゴシュユトウ)、緊張型の場合は半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)、朝型の頭痛などは釣藤散(チョウトウサン)などの違いがあり、ストレスがあるか、めまいがあるかなどによっても最適な漢方薬は異なるのです。

 

 

参考:『1.頭痛における漢方薬の使い分け』おおこうち内科クリニック
http://www.okochi-cl.com/docs/pdf/kanpo_13.pdf

抵抗力によっても漢方薬は使い分けなければならないため、自分だけではなかなか最適な漢方薬がどれなのかを判断することは難しいでしょう。

重要なのは自分に適した漢方薬を選ぶということ。西洋薬とは違い、漢方薬の場合はオーダーメイドタイプの処方が可能となっています。

まずは漢方薬に精通した漢方医などに相談をし、自律神経失調症の症状を伝えながら、自分の場合はどのような頭痛があるのか伝えてみてくださいね。肩こりの場合も同じです。 漢方薬の中には自律神経失調症に働きかけてくれるものもあるため、症状として現れている頭痛や肩こりを抑えながら自律神経失調症自体も改善できる可能性があります。

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