自律神経失調症の治し方のすべて

自律神経失調症を改善するために

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自律神経末梢作用薬

自律神経失調症によって現れる特定の症状に対して使用されるのが、自律神経末梢作用薬です。その種類と特徴を解説し、代表的な薬を紹介しています。

交感神経に働きかける自律神経末梢作用薬

自律神経の末端部分に作用して自律神経のバランスを整え、特定の部分にだけ現れる症状を改善するために使用されるのが、自律神経末梢作用薬です。自律神経末梢作用薬には3種類の薬があり、現れている症状によって使い分けられます。

薬の種類 βブロッカー
特徴・作用 βアドレナリン受容体遮断薬とも呼ばれる。交感神経の末端で分泌される神経伝達物質をキャッチする受容体のうち、βへの伝達経路を遮断することで交感神経の興奮を鎮める。不整脈や頻脈、動悸、血圧の上昇など、循環器系の症状に対して使用される。
代表的な薬 インデラル
薬の種類 副交感神経遮断薬
特徴・作用 副交感神経の興奮を鎮める。胃腸の緊張を和らげ、腹痛、下痢、吐き気、頻尿などの症状がある場合に使用される。
代表的な薬 ブスコパン
薬の種類 交感神経興奮薬
特徴・作用 末端の血管を収縮させ、血圧を上げる作用がある。めまい、立ちくらみ、本態性低血圧や起立性低血圧などの症状がある場合に。
代表的な薬 リズミック
 

おもな自律神経末梢作用薬の種類

インデラル(プロプラノーロール)

  • 1日の服用量:30~90mg
  • 特徴:交感神経の高まりによる動悸や不整脈、不安、緊張を緩和・改善する作用がある。ぜんそくや低血圧の人は使用できない。

ブスコパン(臭化ブチルスコポラニン)

  • 1日の服用量:10~30㎎
  • 特徴:胃の痛みなどの胃腸の症状、頭痛、低血圧を緩和・改善する作用がある。リラックス状態が強まり、眠気やふらつきが出ることも。目の調節障害を起こす場合があるので、車の運転前は使用できない。15歳以下は服用不可。

リズミック(メチル硫酸アメジニューム)

  • 1日の服用量:20㎎
  • 特徴:立ちくらみやめまい、低血圧など、起立性失調症候群を緩和・改善する作用がある。食欲不振や動悸などの副作用が出る場合がある。高血圧症、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、狭隅角緑内障などの人は使用不可。
 
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