自律神経失調症の治し方のすべて

自律神経失調症を改善するために

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抗不安薬(精神安定剤)

自律神経調整薬で効果が得られなかった場合、抗不安剤(精神安定剤)が処方されることがあります。抗不安薬の概要や副作用、おもな種類をまとめています。

副作用に注意したい抗不安薬

抗不安薬(精神安定剤)は、感情や本能的な欲求をつかさどる大脳辺縁系の一部に働きかけます。

自律神経の緊張を緩めて不安や緊張を和らげ、筋肉をほぐしてリラックスさせる作用があり、強いストレスが原因になっている自律神経失調症の人に処方されます。

日本でもっともよく使用されている抗不安薬が「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」。ベンゾジアゼピン系抗不安薬には、GABAと呼ばれる脳内神経伝達物質の作用を強める働きがあります。

GABAの働きを強めることによって、脳内の活動をスローダウンさせ、不安や緊張を緩和させるのです。ベンゾジアゼピン系抗不安薬のこうした働きは、眠気やめまい、脱力感などの副作用を引き起こしますが、なかでもとくに注意したい副作用は依存性です。

抗不安薬を毎日服用していると身体が薬に依存してしまい、それまで以上の量を服用しないと、薬の効果が得られなくなってしまいます。こうした身体依存ができてしまうと、薬の服用をやめた時に、イライラが強くなって思考できなくなったり、てんかん発作などの症状が出る場合があります(離脱症状)。

こうした依存を避けるため、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の服用は短期間が望ましいといわれています。

また、喘息などの呼吸器疾患、心臓病、肝臓病、腎臓系の病気をもっている人は、症状が悪化する場合があるので、事前に医師に相談しましょう。胎児の発育に影響が出る可能性があるので、妊娠中の人も注意が必要です

 

おもな抗不安薬(精神安定剤)の種類

リーゼ(クロチアゼパム)

  • 1日の服用量:15~30㎎
  • 持続時間:3~6時間

ハイロング(オキサゼパム)

  • 1日の服用量:20~90㎎
  • 持続時間:3~6時間

コレミナール(フルタゾラム)

  • 1日の服用量:12㎎
  • 持続時間:3~6時間

デパス(エチゾラム)

  • 1日の服用量:1.5~3㎎
  • 持続時間:3~6時間

ワイパックス(ロラゼパム)

  • 1日の服用量:1~3㎎
  • 持続時間:12~20時間

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