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酸棗仁湯(さんそうにんとう)

酸棗仁湯(さんそうにんとう)は、自律神経失調症の代表的な症状である不眠症にとくに効果のある漢方です。酸棗仁湯のもつ効能や効果のある症状などについてまとめています。

【酸棗仁湯(さんそうにんとう)の目次】

 

漢方・酸棗仁湯の自律神経への薬効

酸棗仁湯(さんそうにんとう)の効果とは自律神経失調症の症状のひとつである不眠症。副交感神経の機能が低下することによって、身体が疲れているのになかなか眠りにつけない、眠っても眠りが浅くすぐに目が覚めてしまうなど、ぐっすり眠れなくなってしまうという人が多いようです。

酸棗仁湯は、神経を鎮めて寝つきをよくする作用があり、不眠症に処方される代表的な漢方薬です。心身の疲労による不眠、神経過敏、喉の渇きなどに効果があるといわれています。とくに、体力虚弱で、心身ともに疲れている人、不安感があったり、イライラしている人に効果を発揮します。そのため、不眠症であっても、体力旺盛な人には酸棗仁湯は不向きだとされています。

酸棗仁湯には、酸棗仁(さんそうにん。クロウメモドキ科サネブトナツメの種子を日干ししたもの)、知母(ちも。ユリ科多年草のハナスゲの根茎)、茯苓(ぶくりょう。サルノコシカケ科マツホドの菌体の外層を除去したもの)、川きゅう(せんきゅう。セリ科多年草センキュウの根茎)、甘草(かんぞう。マメ科多年草カンゾウの根)の5種類の生薬が配合されています。

酸棗仁には精神を安定させて疲れを取る作用が、知母には口の渇きを和らげる作用が、茯苓には緊張を和らげる作用が、川きゅうには血行をよくして精神を安定させる作用があります。茯苓と川きゅうは互いに作用し、気や水を巡らせます。茯苓と酸棗仁の組み合わせは、鎮静作用を高め、胃腸を丈夫にします。甘草と知母は、乾燥を和らげたり熱を冷ます作用があります。

胃腸の弱い人や食欲不振や嘔吐のある人が服用すると、症状が悪化してしまう場合があるので、服用には注意が必要です。

 

生薬としての特性

  • 酸棗仁…催眠・鎮静作用
  • 知母…熱を抑え炎症を鎮める
  • 茯苓…水分循環を改善。緊張を和らげて動悸を鎮め、精神を安定させる
  • 川きゅう…血行促進。貧血を防ぐ
  • 甘草…緩和作用
 

効能

神経の働きを鎮める

 

効果のある症状

不眠症、うつ病、神経症、自律神経失調症

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